【亜州ビジネス編集部】ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは26日、2022年の販売目標を前年比30.2％増の24万7800台に設定したと発表した。市場シェアの目標は40.6％で、21年の37.4％から高めたい考え。
　ザイナル・アビディン・アフマド社長兼最高経営責任者（CEO）は、22年の新車販売台数が市場全体で61万台に上ると想定。政府が新型コロナウイルス対策を効果的に行い、またロックダウン（都市封鎖）を今後は講じないとみて、マレーシア自動車協会（MAA）が予想する60万台を上回ると分析している。
　同社長兼CEOはまた、政府が自動車に対する販売サービス税（SST）の減免措置を半年延長して22年6月末までとしたことは、消費者の購買意欲を高めると指摘。現在は販売が好調で、生産に支障がない限り素早く納車できるとした。
　生産目標は26万5000台で、前年から37.5％増やす意向。国内部品メーカーからの調達額は41.5％増の75億リンギを想定している。
　プロドゥアの21年の販売台数は19万291台で、前年から13.6％減少。新型コロナ流行や、それに伴う6月からの全国的なロックダウン（都市封鎖）、また世界的な半導体不足などが影響した。


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