【亜州ビジネス編集部】医療機器のチューブレスインスリンポンプの世界大手である米インスレットは、ジョホール州に工場を建設する計画だ。訪米中に同社幹部と会談したアズミン・アリ貿易産業相がツイッターで明らかにしたもので、早い段階で500人を雇用する見通し。ザ・エッジ・マーケッツが伝えた。

　糖尿病患者が血液中のインスリンレベルを自身で管理できる機器「オムニポッド」を製造する。タッチパネルなど72個の部品から成り、部品の一部をマレーシア国内で調達することでサプライチェーンが形成されるとし、同相は投資を歓迎した。来月2日に正式発表される見通し。

　同相は今回、医療機器大手の米ボストン・サイエンティフィックの代表者とも接触。同社は2015年にマレーシアへ進出しており、今後も部品業者などの地場企業と協力を強化することを確認した。


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