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  ニュース     2021/03/03 20:58

マレーシア:段ボール原紙の玖龍紙業、42億リンギで新工場 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア投資開発庁(MIDA)の2日発表などによると、中国の段ボール原紙大手、玖龍紙業(ナインドラゴンズ・ペーパー)は、首都圏セランゴール州バンティンでの新工場建設に42億リンギ(約1100億円)を投資する。来年中に稼働させる予定。段ボール原紙のテストライナー、クラフトライナー、中芯などを生産する。
 新工場の年産能力は55万トン。自動化やモノのインターネット(IoT)、クラウドなどの技術を投入して生産し、東南アジアや中国に製品を供給する。マレーシア国内での雇用数は、19年に買収したパハン州の再生パルプ工場と合わせて2180人に増える見通し。同社幹部はマレーシアを投資先に選んだ理由として、戦略的な位置にある上、インフラやサプライチェーンが整備され、人材が豊富だと説明した。
 同社の全社の年産能力は1840万トン超。中国国内のほかベトナムと米国にも工場を構えている。


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