【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が12日発表した2020年第2四半期の雇用統計によると、民間企業の労働需要は前年同期比0.4％減の835万1800人だった。前年割れは5四半期連続。新型コロナウイルス流行の影響で経済活動が停滞する中、前四半期比でも3四半期連続で減少した。
　調査はフォーマルセクターの民間企業を対象に実施。従業員数に無報酬の家族などは含まれない。雇用創出は前年同期比18.4％増の1万6180人、未充足求人は5.0％増の17万8000人だった。産業分野別の労働需要は、サービス業が全体の51.6％を占め最大。これに◆製造業＝27.0％◆建設業＝14.8％◆農業＝5.6％◆鉱業・採掘業＝0.9％――と続いた。
　雇用創出は製造業が全体の44.6％を占めて最大。前年同期比で32.1％増の7210人に拡大した。2番目に大きいサービス業は29.8％増の5440人だった。未充足求人は製造業が全体の56.2％と大半を占め、これに続くサービス業は15.5％だった。


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