【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは9日、パキスタンでAセグメントセダン「サガ」を発売したと発表した。同国では昨年12月にスポーツ多目的車（SUV）「X70」を投入しており、サガは2モデル目となる。
　パキスタンで販売するサガは、マニュアル（MT）車1モデルとオートマチック（AT）車2モデル。また特別仕様車を100台限定で販売する。
　サガとX70はともに、当初はマレーシアから輸出する。ただ現地代理店であるアルハジ・オートモーティブがカラチ近郊に工場を建設しており、完工後の今年第3四半期から現地生産に切り替える。完成車にかかる輸入関税を回避する狙い。
　サガの海外販売はパキスタンが8カ国目。これまでブルネイ、バングラデシュ、エジプト、ヨルダン、ケニア、モーリシャス、ネパールで投入している。販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者（CEO）は、売上拡大に向けて輸出が重要になってくると説明。サガやX70、また昨年10月末に発売した「X50」を中心に輸出攻勢をかけており、やがては域内の自動車大国であるタイやインドネシアにも輸出するとしている。


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