【亜州ビジネス編集部】複合企業DRBハイコムの傘下で国産車メーカーのプロトンは14日、1億4000万リンギ（約42億円）を投じてペラ州タンジュンマリムにスタンピング生産ラインを増設したと発表した。金属部品50種を製造可能で、部品輸入を削減できるとしている。

　スタンピングプレス機を新たに5基導入した。加圧能力2500トンのプレス機が1基、1200トンが2基、1000トンが2基で、年11万5000個の金属部品を製造し、その分輸入を削減できるとしている。

　プロトンのロスラン・アブドゥラ副最高経営責任者（CEO）は、生産ラインの増設で部品輸入を削減できるだけでなく、毎月の生産計画に柔軟性を持たせることができると話している。

■初のHVをラインオフ

　同日は、タンジュンマリム工場で同社初のハイブリッド車（HV）をラインオフしたことも発表した。スポーツ多目的車（SUV）タイプで、数カ月以内に発売する。SUVは同社3モデル目となる。


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