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  ニュース     2022/08/07 20:59

マレーシア:国産車プロドゥアの7月販売、前月比で13%減少 無料記事

【亜州ビジネス編集部】ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは4日、2022年7月の販売台数が1万8346台で、前月から13.3%減少したと発表した。半導体と労働力の不足で生産が停滞した。
 前年同月からは28倍に拡大。前年同月は新型コロナウイルス流行で全国的なロックダウン(都市封鎖)が講じられ、ほとんどの地域で営業が行われておらず、大幅な反動増となった。
 1〜7月の販売台数は14万5689台で、前年同期を48.7%上回った。前年のコロナ規制の反動と、22年6月末まで実施された自動車に対する販売サービス税(SST)減免措置の効果で大幅に伸びた。
 減免税措置は終了したものの、政府は終了間際になり、6月末までに成約した車両については23年3月末までの車両登録で同措置を適用すると発表。これにより6月に駆け込み需要が発生し、7月以降の成約が減るとみられたが、プロドゥアは7月の成約数が2万4265台に上り堅調だったとしている。
 ザイナル・アビディン・アフマド社長兼最高経営責任者(CEO)は、半導体と労働力の不足が続いており、問題解決に向けて尽力すると説明。半導体については、22年の生産台数が目標の24万7800台(前年実績比30%増)を達成できるよう手配しており、さらに増やす努力をするとした。労働力不足については、政府と協力し、8月までに解決できる見通しとしている。
 なおマレーシア自動車協会(MAA)は7月、22年の販売台数予測を63万台とし、以前の60万台から上方修正。ザイナルCEOは、SST減免措置の猶予期間が設けられたことで各メーカーの受注が増えており、63万台は達成圏内としている。


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