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  ニュース     2021/03/11 21:59

マレーシア:20年の外国人来訪者、83%減の433万人 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア政府観光局の発表によると、2020年の外国人来訪者数は前年比83.4%減の433万2722人だった。新型コロナウイルス流行の影響で大きく落ち込んだ。観光収入は85.3%減の126億9000万リンギ(約3350億円)。来訪者1人当たりの支出額は11.3%減の3300リンギだった。

 来訪者を地域別にみると、東南アジア諸国連合(ASEAN)が294万9363人で全体の68.1%を占め最多。ただ前年から83.5%減少した。次いで多かったのは東アジア・南アジアからで、全体の20.1%に当たる87万314人。前年からは84.7%減少した。西アジアや中東、米州、オセアニア、欧州、アフリカなど遠方からの来訪者は51万2484人で全体の11.8%。前年からは79.7%減少した。

 国別の観光客数は多い順に、◆シンガポール=154万人◆インドネシア=71万人◆中国=41万人◆タイ=39万人◆インド=16万人◆ブルネイ=14万人◆韓国=12万人◆日本=7万4383人――などだった。

 政府は当初、20年の目標を観光客数3000万人、観光収入1000億リンギとしていた。ただ、新型コロナの流行を受けて目標達成からは遠かった。他国でも同様に落ち込んでおり、アジア・太平洋地域全体の外国人来訪者数は前年比84.0%減。近隣国ではタイが83.2%減、シンガポール85.7%減、ベトナム78.7%減、インドネシア75.0%減など軒並み低調だった。


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