【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局の発表によると、2022年第2四半期の完成工事高は前年同期比6.1％増の299億3600万リンギ（約9060億円）だった。前年同月を上回るのは4四半期ぶり。新型コロナウイルスの影響による落ち込みから回復に向かっており、前四半期比では1.6％増だった。
　工事の種類別では、工場や商業施設を含む非住宅建築物が前年同期比18.1％増と、大きく拡大。また、住宅建築物が7.9％増となり、4四半期ぶりのプラスに転じた。一方、土木工事は4.4％減と落ち込みが続いている。資本別の内訳は、民間部門が全体の58.1％を占め、公的部門は41.9％だった。
　完成工事高は、新型コロナの影響で20年第1四半期〜21年第1四半期に5四半期連続の前年割れを記録。21年第2四半期は前年同期に大幅減だった反動で6四半期ぶりのプラスとなったが、活動制限が強化された第3四半期以降は再びマイナスが続いていた。


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