【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が7日発表した2021年3月の流通業売上高は、前年同月比9.3％増の1127億6150万リンギ（約2兆9900億円）だった。前年同月に新型コロナウイルス流行の影響で落ち込んだ反動もあり、6カ月ぶりに増加。自動車販売額は過去最高を更新した。

　売上高の内訳は、◆卸売り＝1.8％増の527億2870万リンギ◆小売り＝10.5％増の450億1680万リンギ◆自動車販売＝40.7％増の150億1600万リンギ――。自動車では6割を占める四輪車販売が60.4％増だったほか、バイク販売・修理が73.6％増と急伸。四輪車修理と四輪車部品販売は、共に12カ月ぶりのプラスに転じた。マレーシア自動車協会（MAA）によると、3月の国内の四輪新車販売台数は前年同月比3倍の6万3878台に拡大している。

　3月の流通業販売量指数の上昇率（前年同月比）は9.1％と6カ月ぶりのプラス。業態別では◆卸売り＝2.3％◆小売り＝9.6％◆自動車販売＝38.0％――だった。


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