【亜州ビジネス編集部】農業のクリム（マレーシア）は、生鮮牛乳を一貫生産する酪農拠点をジョホール州に開発する。動物衛生事業のローム・マ・ホールディングスと設立した合弁会社が6日、東海岸回廊経済地域（ECER）の開発を管轄するECER開発協議会（ECERDC）から同州メルシンでの酪農場の開発・運営業者に指名された。州政府から275万平方メートルの敷地を借り受けて事業を行う。

　合弁会社のジェマルアン・デイリーバレーにはクリムが65％、ロームの子会社が35％を出資する。初期投資額は4139万リンギ（約12億4000万円）を予定。ニュー・ストレーツ・タイムズによると、牛乳の年産能力は540万リットルを計画する。

　クリムはジョホール州政府系企業のジョホール・コーポレーション（Jコープ）の傘下。


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