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  ニュース     2022/02/08 20:59

マレーシア:21年の失業率4.6%、93年以降の最悪更新 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が8日発表した2021年通年の失業率は4.6%で、前年から0.1ポイント上昇した。新型コロナウイルス流行に伴う6月からの全国的なロックダウン(都市封鎖)が影響。前年に続き、1993年以降の最高を更新した。
 就業者数は前年比3.0%増の1540万人。労働参加率は68.6%で、前年から0.2ポイント上昇したものの、失業者数は4.3%増の74万1400人に増えた。
 12月の失業率は4.2%で、前月から0.1ポイント低下。前年同月からは0.6ポイント低下した。ロックダウンが8月半ばに緩和されて以降、改善に向かっている。
 12月の労働力人口は前月比0.2%増の1634万人(前年同月比2.2%増)、就業者数は0.2%増の1565万人(2.8%増)、失業者数は1.0%減の68万7600人(11.0%減)。労働参加率は69.0%で、前月から0.1ポイント、前年同月から0.6ポイントそれぞれ上昇した。
 失業率は17年8月から20年2月まで3.2〜3.4%で推移したが、新型コロナ流行を受けて同年3月に3.9%へ上昇。同年5月には月間では86年以降で最悪となる5.3%を記録した。その後は低下基調にあったが、21年6月1日から全土でロックダウンが敷かれたため再び悪化。その後の規制緩和に伴い、改善に転じている。


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