ニュース 2022/05/15 21:59
マレーシア:1Q経済成長率5.0%、内需回復で加速
経済・統計 GDP マレーシア
マレーシア中央銀行は13日、2022年第1四半期の実質国内総生産(GDP)成長率が前年同期比5.0%だったと発表した。2四半期連続のプラスで、伸び率は前四半期の3.6%から加速。新型コロナウイルス関連の規制が緩和されたことで内需が回復し、全体を押し上げた。
成長率を産業別にみると、5部門のうち3部門がプラス。最も伸びたのは製造業の6.6%で、半導体や消費財がけん引した。ただし前四半期の9.1%からは伸びが鈍化した。サービス業は6.5%で、前四半期の3.2%から伸びが加速。コロナ関連規制の緩和によりビジネスや娯楽の活動が増えた。農業は大雨でパーム油生産に影響が出たものの、成長率は0.2%でプラスを維持した。一方、建設業はマイナス6.2%、鉱業はマイナス1.1%で、ともに縮小が続いた。
成長率を支出別にみると、全体の6割を占める個人消費はプラス5.5%で、前四半期の3.7%から伸びが加速。民間投資は0.4%伸び、前四半期のマイナス2.8%からプラスに転じた。政府支出はプラス6.7%で、前四半期の0.1%から伸びが加速。公共投資はマイナス0.9%だった。輸出はプラス8.0%、輸入はプラス11.1%と拡大した。
中銀は、コロナ関連規制の緩和で国内の経済活動が活発化し、内需が回復したことで、失業率が低下するなど労働市場にも好影響が出ていると指摘。世界経済の回復に伴い輸出も好調が続いているとしている。
中銀は、国内外の需要拡大や労働市場の改善で22年も経済回復が進むと予想。GDP成長率は21年の3.1%から22年は5.3〜6.3%に加速するとみている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
成長率を産業別にみると、5部門のうち3部門がプラス。最も伸びたのは製造業の6.6%で、半導体や消費財がけん引した。ただし前四半期の9.1%からは伸びが鈍化した。サービス業は6.5%で、前四半期の3.2%から伸びが加速。コロナ関連規制の緩和によりビジネスや娯楽の活動が増えた。農業は大雨でパーム油生産に影響が出たものの、成長率は0.2%でプラスを維持した。一方、建設業はマイナス6.2%、鉱業はマイナス1.1%で、ともに縮小が続いた。
成長率を支出別にみると、全体の6割を占める個人消費はプラス5.5%で、前四半期の3.7%から伸びが加速。民間投資は0.4%伸び、前四半期のマイナス2.8%からプラスに転じた。政府支出はプラス6.7%で、前四半期の0.1%から伸びが加速。公共投資はマイナス0.9%だった。輸出はプラス8.0%、輸入はプラス11.1%と拡大した。
中銀は、コロナ関連規制の緩和で国内の経済活動が活発化し、内需が回復したことで、失業率が低下するなど労働市場にも好影響が出ていると指摘。世界経済の回復に伴い輸出も好調が続いているとしている。
中銀は、国内外の需要拡大や労働市場の改善で22年も経済回復が進むと予想。GDP成長率は21年の3.1%から22年は5.3〜6.3%に加速するとみている。
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