ニュース 2023/04/04 20:59
マレーシア:中国・奇瑞汽車、地場イノコムに生産委託へ=関係者
自動車 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】中国の中堅自動車メーカーである奇瑞汽車(チェリー)は、地場コングロマリット(複合企業)大手サイムダービー系のイノコム・コーポレーションに組立生産を委託するもようだ。関係者がザ・エッジ・マレーシアに明らかにしたもので、マレーシア再進出を目指す計画の一環。交渉は最終段階にあるという。
イノコムは北部ケダ州クリムに年産能力3万8000台の工場を構える。チェリーは以前、クリムで生産すると示唆しており、イノコムに生産委託するという関係者情報とつじつまが合う。イノコムは複数メーカーの生産を受託しているが、昨年の生産台数は2万8176台とまだ余力がある。また約81万平方メートルある敷地のうち75%ほどしか使っておらず、工場拡張も可能となっている。
今年上半期中の生産開始を目指すもよう。当面のラインアップはスポーツ多目的車(SUV)型のエンジン車「ティゴ8プロ」と「オモダ5」の2モデルで、第2四半期中に発売し、7月末の納車開始を目指すとされる。
チェリーは2007年ごろにマレーシアへ進出したが、売れ行きが悪く撤退しており、再進出となる。このところ東南アジアでの事業を加速させており、昨年9月にはインドネシアで地場企業への委託による生産を開始したと発表。タイやベトナムへの再進出も表明している。
イノコムは、サイムダービーの自動車部門であるサイムダービー・モーターズ(SDM)傘下。クリムの工場では、独BMWや同ポルシェ、マツダ、韓国の現代自動車などの車両の組立生産を行っている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
イノコムは北部ケダ州クリムに年産能力3万8000台の工場を構える。チェリーは以前、クリムで生産すると示唆しており、イノコムに生産委託するという関係者情報とつじつまが合う。イノコムは複数メーカーの生産を受託しているが、昨年の生産台数は2万8176台とまだ余力がある。また約81万平方メートルある敷地のうち75%ほどしか使っておらず、工場拡張も可能となっている。
今年上半期中の生産開始を目指すもよう。当面のラインアップはスポーツ多目的車(SUV)型のエンジン車「ティゴ8プロ」と「オモダ5」の2モデルで、第2四半期中に発売し、7月末の納車開始を目指すとされる。
チェリーは2007年ごろにマレーシアへ進出したが、売れ行きが悪く撤退しており、再進出となる。このところ東南アジアでの事業を加速させており、昨年9月にはインドネシアで地場企業への委託による生産を開始したと発表。タイやベトナムへの再進出も表明している。
イノコムは、サイムダービーの自動車部門であるサイムダービー・モーターズ(SDM)傘下。クリムの工場では、独BMWや同ポルシェ、マツダ、韓国の現代自動車などの車両の組立生産を行っている。
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