【亜州ビジネス編集部】財務省は、2021年1〜7月の税収が通年目標の6割弱にとどまり、想定を下回ったと明らかにした。直接税は674億リンギ（約1兆7900億円）で目標達成率は56.2％、間接税は248億リンギで、達成率は59.0％だった。国営ベルナマ通信が8月31日付で伝えた。

　政府は21年の税収目標を1621億リンギに設定。国内総生産（GDP）の10.3％を占める金額で、所得税などの直接税は1200億リンギ、販売サービス税（SST）などの間接税は421億リンギに目標設定している。

　　財務省は、新型コロナウイルス流行とその対策である活動制限令（MCO）の影響で税収は当初の想定より低調となり、今後もその傾向が続くと予想。現在は新型コロナ流行で経済的打撃を受けた企業や世帯を支援する局面で、21年は30億リンギ規模の減税措置を実施していると説明した。


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