【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が11日発表した2021年4月の流通業売上高は、前年同月比66.2％増の1110億9480万リンギ（約2兆9500億円）だった。プラスは2カ月連続。前年同月に新型コロナウイルス対策の活動制限で落ち込んだ反動があり、大幅増となった。4月は例年、他の月よりも売上高が少なく、前月比では1.5％減だった。

　売上高の内訳は、◆卸売り＝前年同月比40.5％増の529億5460万リンギ◆小売り＝56.4％増の443億630万リンギ◆自動車販売＝1551.3％増の138億3390万リンギ――。前月に過去最高額を記録した自動車販売は、過去4番目の高水準。前年同月は販売店が全面的に閉鎖されていたため、反動で高い伸びとなった。

　4月の流通業販売量指数の上昇率（前年同月比）は71.5％と2カ月連続のプラス。業態別では◆卸売り＝43.0％◆小売り＝63.5％◆自動車販売＝1687.8％――だった。


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