【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が10日発表した2022年3月の失業率は4.1％で、前月から横ばい、前年同月から0.6ポイント低下した。新型コロナウイルス流行に伴う21年6月からの全国的なロックダウン（都市封鎖）が同年8月半ばに緩和されて以降、改善に向かっている。
　労働力人口は前月比0.2％増の1644万人（前年同月比2.2％増）、就業者数は0.2％増の1577万人（2.9％増）、失業者数は0.4％減の66万9200人（11.1％減）だった。労働参加率は69.2％で、前月から0.1ポイント上昇。前年同月からは0.6ポイント上昇した。
　失業率は17年8月から20年2月まで3.2〜3.4％で推移した後、新型コロナ流行を受けて同年3月に3.9％へ上昇。同年5月には1986年以降で最悪となる5.3％を記録した。その後は改善に転じ、21年6〜7月にロックダウンで一時悪化したものの、低下基調にある。


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