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  ニュース     2022/08/21 21:54

マレーシア:7月の輸出4割増、電気・電子など好調続く 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が19日発表した貿易統計によると、2022年7月の輸出額は前年同月比38.0%増の1340億7000万リンギ(約4兆500億円)だった。前年同月を上回るのは23カ月連続。主力の電気・電子製品やパーム油、石油製品など主要輸出品の多くで引き続き2桁のプラスだった。資源高で輸入額も大幅増が続いており、7月は41.9%増の1185億7600万リンギに拡大。貿易収支は154億9400万リンギの黒字だった。
 輸出全体の4割近くを占める電気・電子製品は35.2%増となり、11カ月連続のプラス。シンガポール向けが5割増、中国向けが3割増と大きく伸び、全体を押し上げた。パーム油・関連製品は3割増加。ほか液化天然ガス(LNG)と石油製品が8割増、原油が7割増だった。一方、新型コロナウイルス関連特需の終息で低迷が続くゴム手袋などゴム製品は半減した。
 主要国・地域への輸出額は概ね2桁の増加。シンガポール向けが57.1%増えて全体の14.7%を占め、前月に続き国別最大だった。電気・電子製品のほか、石油製品や機械・部品がけん引した。2番目に大きい中国向けは同国のロックダウン(都市封鎖)の影響があったとみられ、9.8%増と他国に比べ伸びが小さかった。日本向けは30.8%増だった。
 輸入は最大の電気・電子製品が29.0%増えたほか、石油製品や輸送機器が倍増。国別では最大の中国からが26.4%増、日本からが28.4%増だった。ロシアからの輸入は2.7倍に拡大し、全体の0.8%を占めた。
 1〜7月の累計は、輸出額が前年同期比22.8%増の8730億6620万リンギ、輸入額が32.5%増の7345億870万リンギ、貿易収支が1385億5760万リンギの黒字だった。


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