ニュース 2021/03/25 20:58
マレーシア:パーム油系燃料の輸出量7.5%減予想=バイオ油協会
経済・統計 農業・食品 貿易 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】マレーシア・バイオディーゼル協会(MBA)は、パーム油由来のバイオディーゼル燃料の輸出量が2021年は前年比7.5%減の35万トンに落ち込むと予想している。欧州連合(EU)の輸入制限と新型コロナウイルス流行が主因で、輸出量は17年以降で最低になるとみている。ザ・スター・オンラインが23日付で伝えた。
バイオディーゼル燃料に含まれるパーム油メチルエステル(PME)の輸出の8割はEU向け。ただEUは19年、アブラヤシ植林に伴う森林伐採が環境に与える影響を懸念し、輸送燃料のパーム油使用を削減する決定を下した。また30年までに使用を禁止するとしており、EUへの輸出はこの先細ることが予想されている。
MBAはまた、新型コロナ流行の影響で自動車の利用も少なくなることがパーム油輸出減少に追い打ちをかけると予想。さらに21年に入ってパーム原油価格が前年平均を3割上回る水準で取引されており、原油よりも割高なことから、代替品としての価格の魅力が損なわれているとしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
バイオディーゼル燃料に含まれるパーム油メチルエステル(PME)の輸出の8割はEU向け。ただEUは19年、アブラヤシ植林に伴う森林伐採が環境に与える影響を懸念し、輸送燃料のパーム油使用を削減する決定を下した。また30年までに使用を禁止するとしており、EUへの輸出はこの先細ることが予想されている。
MBAはまた、新型コロナ流行の影響で自動車の利用も少なくなることがパーム油輸出減少に追い打ちをかけると予想。さらに21年に入ってパーム原油価格が前年平均を3割上回る水準で取引されており、原油よりも割高なことから、代替品としての価格の魅力が損なわれているとしている。
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