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  ニュース     2021/06/03 20:58

マレーシア:プロトンの5月販売9440台、前月比37%減 無料記事

【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは、2021年5月の販売台数が前月比37.1%減の9440台だったと発表した。前月を下回るのは4カ月ぶり。半導体不足による生産低迷が影響した。市場シェアは20.3%だった。
 スポーツ多目的車(SUV)の販売は引き続き好調。20年10月末に発売したBセグメントSUV「X50」は1899台、CセグメントSUV「X70」は1523台で、それぞれの部門で国内首位を維持した。最も販売台数が多かったモデルはAセグメントセダン「サガ」で3786台となり、こちらも部門トップ。Cセグメント多目的車(MPV)「イグゾラ」は399台で部門トップ、Bセグメントセダン「ペルソナ」は1303台で部門3位、小型ハッチバック「アイリス」は526台で部門4位だった。
 1〜5月の販売台数は5万7283台。市場シェアは23.5%で、前年同期から2.4ポイント上昇した。
 販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者(CEO)は、半導体の不足や新型コロナウイルス再流行による活動制限令を受け、マレーシアの5月の自動車販売は約20%減少したと指摘。一方、政府が自動車に対する販売サービス税(SST)の減免措置を半年延長して今年末までとしたことはプラスに働くとしており、販売戦略を練って販売増につなげたいとしている。
 なおプロトンは4月、ペラ州タンジュンマリムの生産拠点の拡張に着手したと発表。2億リンギ(約53億円)を投じて新たなスタンピング工場を設け、生産能力を増強する。来年第3四半期の稼働開始を予定している。


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