【亜州ビジネス編集部】航空MRO（整備・修理・分解点検）事業を手がけるデンマークのスカイウエーズ・テクニックス・グループは、首都圏セランゴール州のスバン空港にあるMRO拠点を拡張する。同空港を運営するマレーシア・エアポート（MAHB）とこのほど覚書を交わした。

　スカイウエーズは、欧州の航空機メーカー、ATRの機体のMROを専門としており、2014年にスバン空港に進出。アジア太平洋地域事業の本社を置いた。これまでは部品修理のワークショップのみ設けていたが、拡張により格納庫や物流センターを増設。さらに緊急部品供給（AOG）サービスも開始し、一貫したMROサービスを提供する。

　スカイウエーズの幹部は、アジア太平洋地域ではMRO需要が向こう10年で150％増の217億米ドルになるとみられており、需要に対応するためにスバン拠点の拡張を決めたとコメントしている。


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