【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカー、プロトンは2日、2021年11月の販売台数が前月比24.3％増の1万4187台に上ったと発表した。市場シェアは24.5％と、前年同期から1.4ポイント上昇。1〜11月の販売台数は10万566台となり、通年で3年連続の10万台超えとなった。

　11月にモデル別で販売台数が最も多かったのは、Aセグメントのセダン「サガ」の5666台。これにBセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「X50」が4010台、CセグメントのSUV「X70」が1901台で続いた。一方、Bセグメントセダン「ペルソナ」は1534台、小型ハッチバック「アイリス」は642台と低調で、同社は部品の供給不足が生産に影響したと説明した。

　1〜11月の販売台数は10万566台で、前年同期を4.3％上回った。販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者（CEO）は、半導体不足が生産に影響するものの、11月の販売は好調だったと説明。1カ月を残して10万台を突破したことは大きく、21年の販売は前年を超えると自信を見せている。

　マレーシアでは6月から全国的な活動制限令（MCO）が敷かれ、同月の国内新車販売台数は2000台以下に落ち込んだ。8月半ばから規制が徐々に緩和され、販売が回復している。


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