【亜州ビジネス編集部】プラスチック製品の生産や医療機器のOEM（相手先ブランドによる生産）を手掛けるRGTは、精密金属部品メーカーのキーンネス・プレシジョン・エンジニアリング（KPESB）を買収すると発表した。株式70％を980万リンギ（約2億6000万円）で取得。電子機器の受託製造サービス（EMS）事業に参入する。

　買収によって生産品目を増やすことにより、ワンストップでの製造サービス提供を目指す自社の目標に近づけるとしている。ハードディスク駆動装置（HDD）や半導体、医療など幅広い業界の既存顧客や新規顧客にサービスを提供したい考え。

　KPESBは2012年設立で、資本金20万リンギ。21年5月期の業績は、売上高が886万リンギ、税引き後利益が220万リンギだった。


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