マレーシア統計局は20日、2022年12月の消費者物価指数（CPI、2010年＝100）が129.2となり、前年同月から3.8％上昇したと発表した。上昇は23カ月連続。上昇率は前月の4.0％を下回り、3カ月ぶりに減速した。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数は4.1％上昇し、少なくとも16年1月以降で最高だった前月の4.2％から減速した。
　12品目のうち11品目がプラス。最も伸びが高かったのはレストラン・ホテルで7.4％だった。これに食品・非アルコール飲料が6.8％で続き、食品の中では肉類が7.8％と高かった。運輸も4.9％と高い伸び。一方、通信はマイナス0.1％で唯一下げた。
　CPI上昇率は前月比でプラス0.2％。5品目がプラスとなり、レストラン・ホテルが0.7％、食品・非アルコール飲料が0.5％と伸びが大きかった。衣類・履物と教育は横ばい。娯楽・文化はマイナス0.9％と最も下がり、アルコール飲料・たばこ、健康、通信、その他サービスはいずれもマイナス0.1％だった。
　1～12月のCPI上昇率は前年比プラス3.3％。10品目がプラスで、食品・非アルコール飲料が5.8％で最も伸びた。これにレストラン・ホテルが5.0％、運輸が4.7％で続いた。一方、通信は横ばいだった。


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