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  ニュース     2021/02/15 20:59

マレーシア:米食品大手タイソン・フーズ、MFMの養鶏事業に出資 無料記事

【亜州ビジネス編集部】食品世界大手の米タイソン・フーズは、マレーシアの同業大手マライアン・フラワーミル(MFM)の養鶏事業に出資すると発表した。MFMの100%子会社であるディンディンズ・シュプリーム(DSSB)の株式49%を4億2000万リンギ(約109億円)で取得することに合意。5年後に株式11%を追加取得できるコールオプションも確保しており、行使することでDSSBを子会社化する。
 DSSBは養鶏場や飼料工場、鶏肉加工工場を運営。一方、タイソンはマレーシアで現地法人マック・フード・サービシズを通じて、イスラムの戒律に沿うハラルに認定された食肉加工工場とイノベーションセンターを構えている。タイソンの国際部門を統括するクリス・ランゴルツ氏は、資本提携することで両社はより柔軟にハラル製品を開発でき、事業拡大を望めると話した。
 タイソンは「ファースト・プライド」など数多くのブランドを擁し、鶏肉や豚肉、牛肉の加工食品を販売。2020年の米国外での売上高は60億米ドルに上っている。
 MFMは、小麦粉、鶏肉、穀物、飼料の生産や販売を手掛けている。タイソンとは今回、マック・フードにトウモロコシや大豆を向こう10年供給する契約も交わしている。


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