ニュース 2022/11/17 20:59
マレーシア:10月の輸出15%増、26カ月連続プラス
経済・統計 貿易 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が17日発表した貿易統計によると、2022年10月の輸出額は前年同月比15.0%増の1316億3230万リンギ(約4兆5800億円)だった。前年同月を上回るのは26カ月連続。ただ、伸び率は前月から縮小し、21年8月以降で最低となった。主力の電気・電子製品の伸びが縮小。また、パーム油や鉄鋼などが落ち込んだ。一方、原油高を背景に輸入額は29.2%増の1135億4470万リンギと引き続き大幅増だった。貿易収支は180億8760万リンギの黒字だった。
輸出全体の4割近くを占める電気・電子製品は19.0%増えたものの、前月までの3〜5割増からは減速した。価格が下落基調にあるパーム油製品は4.9%減、鉄鋼製品は2.6%減。ほか、欧米などで消費減退懸念が強まる中、木製品や衣類・履物も前年を割り込んだ。一方、天然ガス(LNG)が2.3倍、原油が2.0倍に拡大するなど燃料は引き続き大幅増だった。
主要国・地域への輸出額は概ねプラス。最大のシンガポール向けは石油製品のけん引で26.4%増えた。一方、2番目に大きい中国向けは4.3%増と、足元で低調に推移している。ただ、同国向けのLNG輸出は2.0倍に拡大した。対日輸出は25.7%増だった。
輸入は最大の電気・電子製品が18.4%増えたほか、輸送機器が2.3倍、原油が12.6倍に拡大。国別では最大の中国からが21.2%増、日本からが17.6%増だった。
1〜10月の累計は、輸出額が前年同期比28.5%増の1兆2902億2690万リンギ、輸入額が35.4%増の1兆846億1670万リンギ、貿易収支が2056億1020万リンギの黒字だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
輸出全体の4割近くを占める電気・電子製品は19.0%増えたものの、前月までの3〜5割増からは減速した。価格が下落基調にあるパーム油製品は4.9%減、鉄鋼製品は2.6%減。ほか、欧米などで消費減退懸念が強まる中、木製品や衣類・履物も前年を割り込んだ。一方、天然ガス(LNG)が2.3倍、原油が2.0倍に拡大するなど燃料は引き続き大幅増だった。
主要国・地域への輸出額は概ねプラス。最大のシンガポール向けは石油製品のけん引で26.4%増えた。一方、2番目に大きい中国向けは4.3%増と、足元で低調に推移している。ただ、同国向けのLNG輸出は2.0倍に拡大した。対日輸出は25.7%増だった。
輸入は最大の電気・電子製品が18.4%増えたほか、輸送機器が2.3倍、原油が12.6倍に拡大。国別では最大の中国からが21.2%増、日本からが17.6%増だった。
1〜10月の累計は、輸出額が前年同期比28.5%増の1兆2902億2690万リンギ、輸入額が35.4%増の1兆846億1670万リンギ、貿易収支が2056億1020万リンギの黒字だった。
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