【亜州ビジネス編集部】ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは、2021年10月の販売台数が2万7858台となり、月次の最高記録を更新したと発表した。これまでの最高だった20年10月の2万6848台を3.8％上回った。

　新型コロナウイルス再流行に伴う6月からの全国的な活動制限令（MCO）が8月半ばから段階的に緩和され、さらに10月11日からは州をまたぐ移動制限も緩和されて、販売が伸びた。販売台数は前月比で90.1％増加した。

　車種別では小型ハッチバック「マイヴィ」が8761台で最多。これに5ドアハッチバック「アジア」が5973台、4ドアセダン「ベザ」が5257台、小型ミニバン「アルザ」が2553台、7人乗りの小型スポーツ多目的車（SUV）「アルス」が1341台で続いた。

　10月の生産台数は2万9803台で、こちらも月次の最高記録を塗り替えた。ザイナル・アビディン・アフマド社長兼最高経営責任者（CEO）は、能力を超えて生産しているが、品質を落とすことなく、新たな人材や機材を採用することなく行えているとしている。

　1〜10月の販売台数は前年同期比14.5％減の14万6951台。同社長兼CEOは、サプライチェーン停滞が課題として残るものの、11月以降もできるだけ早期の納車に努めたいと述べた。


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