【亜州ビジネス編集部】物流のシンファ・ホールディングスは10日、シャフトなど精密金属部品を生産するマイクロン・メタルエンジニアリングを買収すると発表した。株式79％を1975万リンギ（約5億9000万円）で取得する。新規事業に参入することで収益源を多角化し、物流事業に頼る収益構造を改める。買収額のうち1675万リンギを現金で、残りを自社の株式で支払う。

　マイクロンは2004年設立。ジョホール州に工場を構えている。21年の売上高は1900万リンギで、うち9割が国内販売、残り1割がシンガポールへの輸出だった。一方、シンファは物流事業のほか、トレーラーの組み立てなども手掛けている。


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