【亜州ビジネス編集部】建材大手のサラワク・コンソリデーテッド・インダストリーズ（SCIB）は、インドネシアの地方部で通信塔を建設する事業の実施に向け、現地企業2社と覚書を交わした。3社で協力し、3年以内に第4世代（4G）の通信塔を3704カ所の村落に建設する。

　通信・情報省の情報通信アクセス局（Bakti）が手掛けている、遠隔地に通信網を整備する事業の一環。通信塔の6割以上はボルネオ島で建設される。SCIBは同島のマレーシア領のサラワク州クチンで工場を操業しており、資材の供給面で有利に働くと見込む。同島に整備されるインドネシアの新首都「ヌサンタラ」の開発事業の受注にもつなげたい考え。


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