【亜州ビジネス編集部】電力大手YTLパワー・インターナショナル傘下のYTLデータセンターは、太陽光発電で消費電力を賄うデータセンター（DC）の建設をジョホール州で開始したと発表した。

　名称は「YTLグリーン・データセンター・パーク」で、最終的な電力容量は500メガワット（MW）。敷地のうち11万1300平方メートルを使って太陽光発電施設を建設する。今回着工したのは72MWの第1期で、2024年第1四半期に開所する予定。マレーシア国内や、ジョホールから光ケーブルで直接接続があるシンガポールの企業などの利用を見込む。

　YTLデータセンターは、タイやインドネシア、フィリピン、ベトナムでも事業展開する意向。シンガポールでは昨年12月、同国で12.5MWのデータセンターを運営するドゥーディドを買収している。


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