【亜州ビジネス編集部】電気商取引（EC）大手「ショッピー」を運営するシンガポールのシーは、マレーシア事業を拡大する。マレーシア貿易産業省が1月29日発表したもので、データセンターや物流施設に投資するほか、2000人以上を増員する。

　ジョホール州クライにはデータセンターを建設。3階建てで、2024年第1四半期の開所を目指す。また首都圏セランゴール州クランのブキットラジャ地区には倉庫を新設。倉庫面積は約13万平方メートルで、マレーシア最大級の倉庫になるとしている。

　ザフルル・アブドゥル・アジズ貿易産業相はこのほど、シンガポールを訪れてシーの関係者と会談。同社の投資を歓迎するとともに、波及効果にも期待を示した。

　同社はショッピーを東南アジアと台湾に展開。マレーシアで投資を拡大することで基盤を強化し、出店者を支援するとともに、デジタル分野のエコシステム（生態系）構築や雇用拡大に貢献したいとしている。


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