【亜州ビジネス編集部】発電事業などのメガファーストは、プラスチックフィルムメーカーのステンタ・フィルムズ・マレーシアを買収すると発表した。全株式を2億500万リンギ（約54億4000万円）で取得する方針。ステンタの株主に提案し、5月24日までに75％から合意を得た。買収により、子会社が生産する軟包装材の原料を安定的に確保する狙い。

　ステンタは首都近郊の工場で二軸延伸ポリプロピレン（BOPP）と直鎖低密度ポリエチレン（LLDPE）のフィルムを生産。食品や飲料、医薬品向けの包装材などに供給している。アジアや中東、アフリカ、欧米に顧客を擁している。

　メガファーストの軟包材子会社は現在、ステンタを含む国内外の複数メーカーからフィルムを調達している。


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