【亜州ビジネス編集部】スウェーデンのベアリング（軸受け）メーカーであるSKFは、ヌグリスンビラン州ニライで鉄道車両向けの軸受け再製造サービスを開始したと発表した。現地法人のSKFマレーシアがサービス・センターを開所。鉄道市場が拡大する東南アジアで需要を取り込む。
　貨物列車や旅客列車に使われる「円錐ころ軸受け（TBU）」や「ころ軸受け（CRU）」の再製造サービスを手がける。鉄道車両の保守業務で、新品に交換するよりもコストを最大55％抑えられるという。また二酸化炭素排出量（CO2）を90％削減できるとしている。
　SFKグループが軸受けの再製造センターを設置するのは今回が20カ所目。世界全体で年間22万個を再製造している。需要は急速に高まっており、来年には事業規模が1.5倍に上るとみている。


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