【亜州ビジネス編集部】米テスラがマレーシアに進出する。貿易産業省は、テスラ車の輸入申請を承認したと発表した。同社は今後、事務所を開設し、サービスセンターや急速充電所を整備する。東南アジアでは昨年12月にタイ市場へ参入しており、シンガポールも含め3カ国目の進出先となる。

　事務所の開設時期や車体の販売価格など詳細は明らかになっていない。現地メディアのポールタンは、タイでの販売価格を基にマレーシアでの税込み価格を「モデル3SR+」で24万7000リンギ（約752万円）、「モデルYP」で35万4000リンギと試算している。

　貿産省は、テスラの進出は高スキル人材の雇用創出や、同社が国内外で構築する純電気自動車（BEV）のエコシステム（生態系）への国内企業の参加につながると期待を示している。


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