ニュース 2022/07/10 21:32
マレーシア:5月の鉱工業生産4%増、9カ月連続プラス
経済・統計 工業生産 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が7日発表した2022年5月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で4.1%上昇した。9カ月連続で前年同月を上回ったものの、伸び率は前月の4.6%から減速。製造業の伸びが拡大する一方、鉱業の落ち込みが加速した。
産業別では製造業(6.9%上昇)が10カ月連続、電力(2.8%上昇)が9カ月連続のプラス。一方、鉱業(4.9%低下)は2カ月連続の前年割れで、原油生産の落ち込みが続いている。
製造業では7分野のうち前月と同じ6分野がプラスだった。うち輸送機器(12.4%上昇)は前月(5.8%上昇)から伸びが加速。自動車生産は2カ月連続のプラスだった。主力の電気・電子製品(15.5%上昇)は9カ月連続で2桁の上昇。電子製品(18.7%上昇)の上昇幅が拡大した。一方、7分野のうち唯一のマイナスは石油・化学・ゴム・プラスチック(1.8%低下)で、これに含まれるゴム・プラスチック(13.0%低下)は2桁の落ち込みだった。新型コロナウイルス流行期にゴム手袋の需要拡大で大幅増が続いていたが、感染が終息に向かっていることで21年10月以降に前年割れが続いている。
■製造業売上高16%増
統計局が同日発表した22年5月の製造業売上高は、前年同月比15.7%増の1420億リンギ(約4兆3300億円)だった。増加は24カ月連続で、前月に続き7分野すべてがプラス。電気・電子製品(24.9%増)の好調が続いており、特に電子(28.9%増)の伸びが大きかった。また、調理油や穀物の価格が上昇する中で食品・飲料・たばこ(20.3%増)も2桁増を記録。輸送機器(11.3%増)は自動車のけん引で伸びが拡大した。
製造業の従業員数は2.7%増の229万6686人。支払われた労賃は5.0%増の77億8710万リンギ(1人当たり3391リンギ)だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
産業別では製造業(6.9%上昇)が10カ月連続、電力(2.8%上昇)が9カ月連続のプラス。一方、鉱業(4.9%低下)は2カ月連続の前年割れで、原油生産の落ち込みが続いている。
製造業では7分野のうち前月と同じ6分野がプラスだった。うち輸送機器(12.4%上昇)は前月(5.8%上昇)から伸びが加速。自動車生産は2カ月連続のプラスだった。主力の電気・電子製品(15.5%上昇)は9カ月連続で2桁の上昇。電子製品(18.7%上昇)の上昇幅が拡大した。一方、7分野のうち唯一のマイナスは石油・化学・ゴム・プラスチック(1.8%低下)で、これに含まれるゴム・プラスチック(13.0%低下)は2桁の落ち込みだった。新型コロナウイルス流行期にゴム手袋の需要拡大で大幅増が続いていたが、感染が終息に向かっていることで21年10月以降に前年割れが続いている。
■製造業売上高16%増
統計局が同日発表した22年5月の製造業売上高は、前年同月比15.7%増の1420億リンギ(約4兆3300億円)だった。増加は24カ月連続で、前月に続き7分野すべてがプラス。電気・電子製品(24.9%増)の好調が続いており、特に電子(28.9%増)の伸びが大きかった。また、調理油や穀物の価格が上昇する中で食品・飲料・たばこ(20.3%増)も2桁増を記録。輸送機器(11.3%増)は自動車のけん引で伸びが拡大した。
製造業の従業員数は2.7%増の229万6686人。支払われた労賃は5.0%増の77億8710万リンギ(1人当たり3391リンギ)だった。
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