ニュース 2021/11/02 20:59
マレーシア:欧ステランティス、ケダの車両工場を完全買収
自動車 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】プジョーやフィアットなどを擁する欧州の自動車大手ステランティスは、地場自動車大手ナザ・グループと合弁で運営していたケダ州グルンの工場を完全買収した。東南アジア事業を強化する。ザ・サン・デイリーなどが1日付で伝えた。
工場を運営するナザ・オートモーティブ・マニュファクチャリング(NAM)の株式をナザ・グループから取得し、完全子会社化した。買収額などは伝えられていない。
NAMはナザ・グループが設立し、2004年に工場の操業を開始。18年に当時の仏グループPSAが買収した。昨年末時点で出資比率はPSAが61%、ナザ・グループが39%だった。
工場では欧州で人気を博しているプジョーのスポーツ多目的車(SUV)「3008」や「5008」を生産。今月には小型SUV「2008」の生産も開始する。既に稼働率が新型コロナ前の水準に回復しており、年内にさらに稼働率を引き上げて域内への出荷を増やす。タイやフィリピンへ輸出している。
工場の拡張も計画。プジョーに対する高い域内需要に対応するため、年産能力を4割引き上げることを検討しており、サプライヤーも含めて協議しているという。
ステランティスは、PSAとフィアット・クライスラー・オートモービルズの折半出資で今年1月に設立。プジョーやアルファロメオ、クライスラー、シトロエン、ダッジ、フィアット、ジープ、マセラティなどのブランドを擁し、販売台数は世界4位となっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
工場を運営するナザ・オートモーティブ・マニュファクチャリング(NAM)の株式をナザ・グループから取得し、完全子会社化した。買収額などは伝えられていない。
NAMはナザ・グループが設立し、2004年に工場の操業を開始。18年に当時の仏グループPSAが買収した。昨年末時点で出資比率はPSAが61%、ナザ・グループが39%だった。
工場では欧州で人気を博しているプジョーのスポーツ多目的車(SUV)「3008」や「5008」を生産。今月には小型SUV「2008」の生産も開始する。既に稼働率が新型コロナ前の水準に回復しており、年内にさらに稼働率を引き上げて域内への出荷を増やす。タイやフィリピンへ輸出している。
工場の拡張も計画。プジョーに対する高い域内需要に対応するため、年産能力を4割引き上げることを検討しており、サプライヤーも含めて協議しているという。
ステランティスは、PSAとフィアット・クライスラー・オートモービルズの折半出資で今年1月に設立。プジョーやアルファロメオ、クライスラー、シトロエン、ダッジ、フィアット、ジープ、マセラティなどのブランドを擁し、販売台数は世界4位となっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。