【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が9日発表した2021年2月の流通業売上高は、前年同月比0.9％減の1080億30万リンギ（約2兆9500億円）だった。減少は5カ月連続。ただ、自動車販売などの落ち込みが緩和し、下落幅は前月から縮小した。

　売上高の内訳は、◆卸売り＝0.1％減の525億7650万リンギ◆小売り＝2.1％減の442億7390万リンギ◆自動車販売＝0.1％減の111億4990万リンギ――。いずれも減少率は前月を下回り、特に自動車は前月（12.4％減）から大きく改善した。卸売り、小売りとも食品・飲料・たばこはプラスが続いている。一方、小売りの車両燃料は4カ月連続の2桁減となった。

　2月の流通業販売量指数の上昇率（前年同月比）はマイナス1.1％。業態別では◆卸売り＝マイナス0.1％◆小売り＝マイナス2.1％◆自動車販売＝マイナス1.0％――だった。マイナスとなるのは卸売りが12カ月連続、小売りが5カ月連続、自動車が2カ月連続となる。


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