【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が11日発表した2022年11月の流通業売上高は、前年同月比13.9％増の1339億800万リンギ（約4兆500億円）だった。前年同月を上回るのは14カ月連続。前月（14.9％増）から伸びが鈍化したものの、新型コルナウイルス禍から経済が回復する中で8カ月連続の2桁増となった。物価の上昇も売上高を押し上げる要因となった。
　売上高の内訳は、◆卸売り＝5.6％増の594億8700万リンギ◆小売り＝22.8％増の587億4050万リンギ◆自動車販売＝17.2％増の156億8050万リンギ――だった。小売りは9カ月連続で過去最高額を更新。価格の上昇もあって給油所での車両用燃料の売上高が1.4倍に増えた。
　11月の流通業販売量指数の上昇率（前年同月比）は9.7％と、14カ月連続のプラス。業態別では◆卸売り＝0.6％◆小売り＝18.3％◆自動車販売＝8.3％――だった。卸売りのプラスは13カ月連続、小売りと自動車販売は14カ月連続となる。


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