【亜州ビジネス編集部】自動車販売大手サイクル・アンド・キャリッジ・シンガポールは8日、中国自動車メーカーの長城汽車が「欧拉（オーラ）」ブランドで手掛ける電気自動車（EV）を販売すると発表した。同日に販売代理店契約を締結。まず小型車「好猫（グッドキャット）」を投入する。
　同モデルは価格が比較的安く、新しもの好きの若い世代にアピールできると見込む。中国からの輸入で、東南アジアではタイとマレーシアでも販売している。
　長城汽車はタイで工場を買収して21年に同国市場に参入するなど、東南アジア事業を拡大している。ラオスやカンボジアにも進出済みで、昨年にはマレーシアで「好猫」を発売したほか、フィリピンで現地代理店を指名し、今年初めにはベトナム進出も発表した。フィリピンとべトナムでは欧拉のEVではなく、タイ工場で生産する「哈弗（ハヴァル）」ブランドのスポーツ多目的車（SUV）などを販売するとしている。


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