【亜州ビジネス編集部】コングロマリット（複合企業）大手サイムダービーは26日、首都圏セランゴール州バラコンで新車販売や部品販売など4つの機能を備えた独BMWの「4S」ディーラー店を着工した。投資額は1億2000万リンギ（約33億円）。国営ベルナマ通信が伝えた。
　自動車販売子会社のサイムダービー・モータース（SDM）が手がけるもので、敷地面積は2万2600平方メートル。新車販売、部品販売、アフターサービス、顧客情報管理の4つの機能を持たせる。2023年第1四半期に営業を開始する計画。
　SDMはこのほど、ジョホール州テブラウでBMWの4Sディーラーを買収。セランゴール州のアラダマンサラでも新たにBMWの4Sディーラー店を立ち上げており、販売網を広げている。
　サイムダービー本体は自動車や工業、流通、ヘルスケアなどの事業を手がけている。SDMはBMWのほか、独ポルシェやミニ、モトラッド、英ジャガー、ランドローバー、スウェーデンのボルボの車両を扱っている。今年9月にはポルシェ車の組立工場をケダ州に建設すると発表している。


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