【亜州ビジネス編集部】留め具生産などを手掛ける地場テックファスト・ホールディングスは、子会社の燃料商社ファスト・エナジーを通し、シンガポールの燃料給油サービス会社ワイズ・マリーンに船舶用燃料を供給することで契約を交わしたと発表した。今年第2四半期から3年にわたり、総額22億リンギ（約580億円）相当を供給する。
　低硫黄燃料油（LSFO）や低硫黄ガスオイル（LSMGO）、硫黄燃料油（HSFO）を合計で月1万〜3万トン供給する。テックファストは、今回の大型契約は事業分散化を図る戦略が実った結果であると説明。同社は4社の子会社を持ち、燃料供給のほか、留め具や金型クリーニング材、半導体封止材料などの製造・販売を行っている。
　ワイズ・マリーンはシンガポールとマレーシアで船舶への燃料給油を行っている。


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