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  ニュース     2022/01/11 20:59

マレーシア:11月の鉱工業生産9%増、3カ月連続プラス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が10日発表した2021年11月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で9.4%上昇した。上昇は3カ月連続となる。新型コロナウイルス対策の活動制限が緩和される中、伸び率は前月の5.5%から加速した。
 業種別では製造業(11.3%上昇)が4カ月連続のプラスで、5月以来の2桁上昇を記録。電力(5.1%上昇)もプラスを維持し、鉱業(3.7%上昇)は4カ月ぶりに前年同月を上回った。
 製造業では、前月に続き7分野すべてで指数が上昇した。主力の電気・電子製品(17.8%上昇)は引き続き2桁の上昇。また、部品不足や活動制限で9月まで落ち込んでいた輸送機器(4.5%上昇)は2カ月連続のプラスで、これに含まれる自動車(3.5%上昇)もプラスを維持した。
■製造業売上高19%増
 統計局が同日発表した21年11月の製造業売上高は、前年同月比18.8%増の1424億リンギ(約3兆9200億円)だった。増加は18カ月連続。7分野すべてがプラスで、全分野で前月から伸びが加速した。石油・化学・ゴム・プラスチック(29.0%増)の伸びが最も大きく、食品・飲料・たばこ(20.7%増)や電気・電子製品(17.8%増)なども2桁の拡大。輸送機器(8.2%増)は2カ月連続のプラスとなった。
 製造業の従業員数は2.6%増の225万3574人。支払われた労賃は4.8%増の75億3550万リンギ(1人当たり3344リンギ)だった。


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