【亜州ビジネス編集部】ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは4日、2021年4月の販売台数が2万399台で、前月から16.5％減少したと発表した。半導体の世界的な不足が自動車生産に影響したとしている。
　2月半ばに予約受付を開始した新型スポーツ多目的車（SUV）「アティバ」は好調で、4月に4624台を納車。全体の22％を占めた。1日当たり290台の予約が入っており、ボディカラーやグレードによっては納車までに2〜4カ月かかる見通しとなっている。
　1〜4月の販売台数は7万8304台で、前年同期を74％上回った。前年のこの時期は新型コロナウイルス対策である厳格な活動制限令（MCO）で自動車販売が落ち込んでいた。
　プロドゥアの1〜4月の自動車生産台数は8万661台。ザイナル・アビディン・アフマド最高経営責任者（CEO）は、現在直面している最大の課題は半導体不足だが、パートナー企業と綿密な調整を行いながらこれを確保し、生産を続けていると述べた。
　同CEOは、課題がありつつも21年の販売目標である24万台（前年比9.0％増）は達成できると強調。生産目標は27万2000台（23.1％増）で、国内の部品サプライヤーからは65億リンギ（約1720億円）相当を調達するとしている。


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