【亜州ビジネス編集部】半導体ファウンドリー（受託生産会社）のシルテラ・マレーシアは3日、中国のファブレス集積回路（IC）設計会社、北京集創北方科技と半導体供給の長期契約を交わした。契約総額は4億米ドルの見通し。集創北方の半導体デバイス製品向けに、数年間に渡って半導体を提供する。「BCD（バイポーラー・CMOS・DMOS）」と呼ばれる技術を使って製品を開発・生産する。
　シルテラは1995年設立で、ケダ州クリムに工場を構える。業績低迷が続いたことから、親会社だった政府系投資会社が全株式を売却する入札を実施。今年に入って、情報技術（IT）サービスを手掛けるダガン・ネクスチェンジ（DNex）が買収した。DNexにはその後、電子機器受託製造サービス（EMS）世界最大手の台湾・鴻海精密工業（ホンハイ・プレシジョン・インダストリー）が5％出資している。


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