【亜州ビジネス編集部】国産車メーカーのプロトンを傘下に持つDRBハイコムは、ペラ州タンジュンマリムで自動車製造拠点の開発に320億リンギ（約9140億円）を投じる。イスマイルサブリ首相が19日の国会演説で明らかにした。国営ベルナマ通信が同日付で伝えた。

　タンジュンマリムにあるプロトンの生産拠点「プロトンシティー」に、「オートモーティブ・ハイテクノロジー・バレー」と称する開発拠点を整備。開発期には37万人が、開所後には16万1000人が働く自動車製造の一大拠点とする。

　プロトンは、首都近郊のセランゴール州シャーアラムとタンジュンマリムに自社工場を持つ。2022年2月の販売台数は9225台で、市場シェアは20.2％とプロドゥアに次いで2位となっている。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。