【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が8日発表した2022年5月の流通業売上高は、前年同月比19.9％増の1297億8920万リンギ（約3兆9400億円）となり、3カ月連続で過去最高額を更新した。プラスは8カ月連続で、前月（15.2％増）から伸びが加速。連休があったほか、物価の上昇が加速し、燃料を中心に小売りの売上高が大きく拡大した。
　売上高の内訳は、◆卸売り＝11.7％増の595億5540万リンギ◆小売り＝29.9％増の563億400万リンギ◆自動車販売＝20.1％増の139億2980万リンギ――だった。卸売りと小売りは過去最高額を更新。小売りでは給油所での車両用燃料販売が54.6％増と伸びが大きかった。自動車では車両販売が9.3％増えたほか、部品販売と保守整備の伸びが前月に続き30％を超えた。
　5月の流通業販売量指数の上昇率（前年同月比）は14.7％と、8カ月連続のプラス。業態別では◆卸売り＝3.1％◆小売り＝24.2％◆自動車販売＝21.5％――だった。卸売りのプラスは7カ月連続、小売りと自動車販売は8カ月連続となる。


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