【亜州ビジネス編集部】ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは5日、2022年第1四半期の販売台数が6万1624台となり、前年同期から6.4％増加したと発表した。新型コロナウイルス流行や物流停滞の影響はあるものの、サプライヤーと一体となって納車を急いだ結果、増加したとしている。
　3月の販売台数は2万6759台で、前年同月比9.5％増、前月比53.2％増だった。21年10月に記録した月間の過去最高記録（2万7858台）に迫っている。
　ザイナル・アビディン・アフマド社長兼最高経営責任者（CEO）は、自動車に対する販売サービス税（SST）の減免措置が適用される6月末までに多く納車するため、全力を注ぐと強調。ウクライナ危機については、同社の生産には影響がないとしている。SST減免終了前の駆け込み需要で、第2四半期の販売は四半期として過去最高になると予想している。
　同社長兼CEOは、22年の販売目標を前年比30.2％増の24万7800台に据え置くとコメントした。市場シェアの目標は40.6％で、21年の37.4％から引き上げる。21年の販売台数は13.6％減の19万291台だった。新型コロナの流行や、それに伴う6月からの全国的なロックダウン（都市封鎖）、また世界的な半導体不足などが影響した。


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