政府は、2040年までに電気自動車（EV）の登録台数を150万台とする目標を明らかにした。同年までに9万台としていた従来目標から大幅に引き上げた格好。国営ベルナマ通信が3月29日付で伝えた。
　ニク・アフマド天然資源・環境・気候変動相は、世界的に内燃エンジン車からEVへの転換が予想より早く起こっていることを上方修正の理由に挙げた。EV転換を早期化させる先進国からの圧力も予想される中、マレーシアはその準備をすべきとしている。
　同相は、国営電力テナガ・ナショナルや国営石油系のジェンタリなど国営企業のほか、民間企業も充電所の設置を進めていることも、新しい目標設定の根底にあると指摘。一方、50年までのカーボンニュートラル（温暖化ガス排出実質ゼロ）実現に向けた行動計画は今年末までに最終化するとしている。


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