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  ニュース     2021/06/10 20:58

マレーシア:ジョージ・ケント、ゴム手袋製造に参入 無料記事

【亜州ビジネス編集部】土木建設や計測エンジニアリングなどを手掛けるジョージ・ケント・マレーシアは、ゴム手袋製造事業に参入する。ゴム手袋メーカー、ダイナケアの株式40%取得が8日の臨時株主総会で承認された。ダイナケアがペラ州のルムット港工業団地に新設する工場の設計や建設も請け負う。
 ダイナケアの株式40%は、親会社のジョハン・ホールディングスから取得する。取得後の株主構成はジョージ・ケント40%、ジョハン60%となる。
 ペラ州の工場は、ジョージ・ケントが6億2410万リンギ(約166億円)で建設を請け負う。ゴム手袋工場の建設は初めてで、ディッピング製法技術に精通した企業と提携して生産ラインを設置する。生産ラインは42本、年産能力は120億枚。今年8月に一部の生産ラインが先行稼働するが、完成は2022〜23年の見通しだ。
 ジョージ・ケントのタン・カイ・ホック会長は、ゴム手袋の需要は高まっており、ダイナケアへの出資によって長期的に安定した収入が期待できると説明。またゴム手袋工場の建設も増えており、同分野への進出によって建設部門の受注増も期待できるとしている。


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