【亜州ビジネス編集部】貿易産業省によると、電気自動車（EV）関連の投資認可は2022年3月末までに111件となり、認可総額は624億リンギ（約1兆8700億円）に上った。ザ・スター・オンラインが伝えた。

　リム・バンホン副貿易産業相が議会で述べたもので、案件にはEVの組立生産や部品生産、工場自動化などを含む。組立生産は、スウェーデン系のボルボ・カー・マレーシア（VCM）が22年第1四半期に開始。部品製造では、韓国のサムスンSDIが7月、首都近郊で電池セルの工場を建設すると発表した。また韓国SKグループ傘下の銅箔製造会社SKネクシリスは、30億リンギを投じてEV用電池の材料となる銅箔の工場をサバ州に建設する。

　一方、リム・リプ・エン国会議員は、米テスラがマレーシアに投資しない理由を質問。同副貿易産業相は、民間企業の投資決定について答える立場にないと応じた。


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